PC_technology_2 1.png__PID:3d19f2db-41d5-4650-8664-005ffbaea359SP_tech.png__PID:db41d5c6-5006-4400-9ffb-aea3597c5d1d

Technology of
KNOS CO2 PASTE PACK

角質層の構造と役割

ペーストパックの具体的な技術をご説明する前に、まずは角質層の構造と役割についてご紹介します。

本来、皮膚は人体の重要なバリア機能を担っており、表皮、真皮、皮下脂肪の3層から形成されています。
最も外側に存在する表皮は、4層の構造に分けられます。その中でも一番外側に存在する角質層は、強力なバリア機能、そして保湿機能を持ちます。

角質層では角質細胞が10層ほど重なり合っていて、角質細胞と角質細胞の隙間を満たす、脂性の「糊」が存在します。これを細胞間脂質といい、バリアと保湿の主役となります。

※図はイメージです。

細胞間脂質は油性成分と水性成分の層が幾つにも重なったミルフィーユ状の構造となっています。
(ラメラ構造)角質層は「角質細胞+細胞間脂質」による壁と、細胞間脂質の中の「油+水」による壁と、二重の壁が存在することになります。

これらの二重の壁により、体内に異物が侵入するのを防ぐ「バリア機能」と肌の内側の水分が蒸散しないようにする「保湿環境」の役割を果たします。

そのため皮膚の表面からスキンケアの成分を染み込ませようとしても、細胞間脂質をなかなか超えることができず、成分が肌に吸収される量が限られてしまうことがあります。

肌*の中で炭酸ガスが生まれる仕組み
ペーストパックの経皮吸収技術

皮膚から薬やスキンケア成分などを体内に入れることを、経皮吸収と言います。

ペーストパックの技術の核は、経皮吸収技術にあります。

ペーストパックの経皮吸収では、角質層にある無数の隙間を特殊ゲルで埋め、炭酸ガスの原料やその他有効成分の通り道を作り、角質層全体へ吸収させます。
さらに炭酸ガスの原料と角質層の水分が反応し、炭酸ガスが角質層内で発生します。

 特殊ゲルは、一般的にスキンケア用品で使われている原料の中でも、肌への負担に配慮した成分で構成されています。

肌*:角質層

※図はイメージです。

Technology Provision

KNOS CO2 PASTE PACKはCO2TECH株式会社の技術提供によりKNOS CO2 PASTE PACKを協業で製造しております。

CO2TECH株式会社は、CO2(二酸化炭素/炭酸ガス)の安全で効率的な経皮吸収により、CO2の有用な作用を増強するだけでなく、これまでに知られていなかった作用を見つけ出し、疾患や創傷の治療、健康増進や美容などに活用することを通じて、人だけでなく動物も安全で快適な生活を送れるようにすることを目標とした会社です。

2015年よりに神戸大学医学部内に設立された炭酸ガス経皮吸収療法の臨床応用を目指す、炭酸ガス治療研究会を中心に、その他大学や医療機関等との共同研究を進めています。

※2021年11月 CO2TECH株式会社は神戸大学発ベンチャー企業に認定されました。